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北極点と方位磁針

こんにちわ。連日睡眠不足の羽田です。

今日はどうでもよいまめ知識を一つご紹介。

GPSが発達してきた近年、方位の北は北極点を指すようになってきました。

以前はと言うと皆様ご存知方位磁針です。

実は方位磁針、正確には真北を指していないんです。
果たして、北極点に磁石を置くとどうなるのでしょうか?
やはり、真下を向いて直立するのでしょうか?
と思いきや、実は直立などせずに、方位磁針のN極は南東の方角を指します。
これはいったい何故かと言うと、方位磁針が指している北とは、北極点ではなく「北磁極」だからです。
しかし、どうして北極点と北磁極はずれているのでしょうか?
北極点は地球の自転軸の北端にあります。
一方、北磁極は、地球内部の核の自転軸の北端にあたります。
核はどろどろの溶岩のようなものですので、地表面の自転と核の自転との間にわずかなずれが出来るのです。
これが北極点と北磁極が異なる理由です。
しかも、この北磁極、なんとたえず移動をしています。
ですので、「方位磁針は常に一定の方向を指す」と言いますが、あれは厳密には間違いなのです。
この移動の際、過去に何度か北極点と北磁極が一致した事ももちろんあります。
が、北磁極と一致する事は、まれな事なのです。
ちなみにこれは南極でも同じ事。
南極点と南磁極とがあり、両者は微妙にずれています。
もし北極点、南極点に行きたい場合は、方位磁針ではなく、天体を目印にして行かないと、なかなか両極点にはたどり着きません。
この極点と磁極のずれは、日常生活ではもちろん問題ありませんが、
航海の際などは、常にこのずれを考慮しており、もし考慮しないと、とんでもないところに出てしまう恐れがあるとか。
なお、北磁極、南磁極に行くと、ちゃんと直立した方位磁針を見る事が出来るんだそうです。

日本国内にいる限り、この誤差に影響されることはないと思いますが、知識として知っておいて損はないでしょう。

 

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